パスティーシュ・ノベル『月屋形事件』

月屋形事件

概要

『月屋形事件』はWindows用推理アドベンチャーゲームです。(コミックマーケット70で頒布したものを2006年12月フリーソフト化)

内容は甲賀三郎作『お初桜事件』『贋紙幣事件』の設定を借りた中編アドベンチャーで、森少年と風岡君が第三の事件に挑みます。

要は二次創作ですが、ミステリーの分野では伝統的にパスティーシュ(贋作)と称する慣わしですので、それにならいました。

プレイヤーは原作を読んでいることが前提になります。未読の方はこちらをどうぞ。
→ゲームライズド・ノベル『お初桜事件』『贋紙幣事件


詳細

「ほら、この白いのは石灰石でしょう?」

詳細画面1 詳細画面2
甲賀三郎原作

 昭和初期に発表された短編ミステリーの世界を舞台にしたオリジナルストーリー。原作をリスペクトし、論理性と理化学知識を取り入れたストーリー展開を再現しました。
 ちなみに、原作は清く正しいジュブナイルという方向性ですので、本作もそれに従っています。
 サスペンス要素はおろか、殺人の一つもありませんのでご注意下さい。


「屋形には君ひとりで行ってくれたまえ」

推理アドベンチャーゲーム

 本作は、選択肢や入力によってストーリーが分岐するマルチエンディング構造です。
 プレイヤーはワトソン役の風岡君の立場から事件に臨みます。真相に至るには、風岡君の代わりにプレイヤーが推理することが必要不可欠です。
 高度な状況把握と推理力が求められます。
詳細画面3 詳細画面4


「風岡君、助太刀しようか」

詳細画面5
「読むだけモード」搭載

 推理やアドベンチャーゲームが苦手な人向けに、読むだけでお話が完結するモードを用意しました。

……という建前ですが、実際このモードで全ての謎は解けません。世の中、嘘だらけです。



「挟むものでもあればいいのだけど」

調査のアクセント――「挿話」

 本編の状況を検討する推理シーンや、原作を考察するオマケ話などの「挿話」が用意されています。
 挿話はストーリーの進行とともに追加されていきます。
詳細画面6


スクリーンショット集

スクリーンショット1 スクリーンショット2
スクリーンショット3 スクリーンショット4


ダウンロード

パスティーシュ・ノベル『月屋形事件』(Ver2.03)
Vectorからどうぞ。
※ご注意下さい
本作はアドベンチャーゲームです。その性質上、進行が行き詰る、クリアできない、何か引っかかってスッキリしない等のリスクが生じる可能性があります。また、攻略およびゲーム内の設定に関する質問にはお答えできなかったり、限定的な回答しかできない場合があります。それらを踏まえた上でお楽しみ下さい。


ヒントについて

ゲームのアーカイブに付属している「ゲームのヒント.html」をご覧ください。